- 開催日:令和6年1月20日(土)
- 講 師:井出 留美 氏(株式会社office3.11 代表取締役)
- 演 題:「食べものが足りない!~捨てられる食べものたち~」
令和6年1月20日(土)午後2時~3時30分「最高の一日」において開催。井出留美氏の講演は、昨年、愛媛県松山市で開催の法人会全国女性フォーラムにおいて、一県連等二人のプレ講演会で林きみ代会長と拝し衝察を受け、質問と名刺交換をし、次回は本会女性部会員とともに学ぶ機会を企画した。
井出氏は、奈良女子大学卒、栄養学博士、農学修士。ライオン、JICA、海外協力隊、日本ケロッグを経て、東日本大震災の食種支援での食品ロスに衝撃を受け誕生日を冠した(株)office3.11を設立。2019年の食品ロス削減推進法成立に協力。(6省庁に関わる)
- ゴミ処理に年間2兆1,449億円!生ごみの80%は水分
- メーカーから発生した食べもののゴミは産業廃棄物。小売店(コンビニ・スーパー・ホテル・飲食店等)から発生した食べもののゴミは、事業系一般廃棄物で家庭ゴミと一緒に税金で焼却処分
- 焼却炉の約8割が日本にある。(韓国では、生ゴミを資源としてリサイクル)
- 食品ロス削減の優先度は、リサイクル(肥料・堆肥)→リユース(再利用)→リデュース(廃棄物の発生抑制)である。
- チーズバーガーを1個作るのに使う水は約3,000リットル。仮想水(パンズ83リットル、ベーコン408リットル、スライスチーズ151リットル、牛肉パテ2,500リットル、トマト4リットル、レタス0.7リットル)一方お風呂は200リットル。
- 日本人の6人に1人は、月10万円以下で生活。子供の貧困率は約14%(7人に1人が貧困)
- 民間の取り組みの一例として、お寺おやつクラブは、全国1,800以上のお寺がひとり親家庭にお供え物などをお裾分けしている。
- 私たちに出来る食品ロス削減
・手前取り(分かっていても奥から取ってしまう)
・空腹時には買い物をしない。
・買い物リストを持って行く。
・30・10 (さんまる・いちまる)運動。宴会時に開始後30分、終了前10分は食事。
(以前ウォッチザ議会で堀地和子議員が提案され、女性部会が市内では第1号で実施)
県内企業では、高崎市の「丸岡スーパー」と「相模豆腐」が高く評価されており、女性部会では、以前、ご講演をいただき、丸岡スーパーへも視察研修を行いました。講演会終了時に参加者で唱和
【食事をいただくときの言葉】
自然の恵みと人類の叡智によって飢えと栄養失調に苦しむ人々が一人でも多く救われますように。
【食事後の言葉】
天地(あめつち)の恵みと多くの人々の働きに感謝して命のもとを慎んでいただきました。
今回、セミナー参加者には「食品ロスを減らそう!」「買い物前に冷蔵庫チェック忘れずにね」のマグネットクリップを配布。